最近は金属アレルギーの問題がクローズアップされることにより、患者様の側から「お口の中に金属を入れたくない」「もし治すなら白い詰め物や冠を入れてほしい」というご要望が増えております。
確かに、下の歯を修復する時に金属が入るのは、ためらいがありますね。それは僕も同感です。特に女性は下の歯にメタルを入れる方は年々少なくなっています。
ただ、保険で使える白い材料は「コンポジットレジン」というもので、歯科用プラスチックだけとなります。
レジンは色彩が比較的きれいな反面、耐久性が乏しく、かみ合わせの面に詰めると、数ヶ月で磨耗して当たらなくなり、凹んだ所に食物が詰まりやすくなります。
また、表面性状がザラっとしているので、クッキーや煎餅などの食材が詰まりやすくなります。年月と共に欠けたり縁が黒ずんできたりするので、だいたい3、4年に1回くらいの詰め直しが必要となり、詰め直すたびに修復範囲が広くなってきます。
このような悪い連鎖を無くすためにお勧めするのが「セレック・トリートメント」です。
写真をご覧いただきますと、左下の6番目の歯に白いセラミックが入っているのがおわかりでしょうか?
このセラミックインレーは、当院の「セレック・ミリングマシーン」で制作したものです。適合が良く色合いに透明感があるのが特徴です。院内で製作することができるので、1週間くらいで仕上がります。
細かい仕上げは、当院専属の技工士が拡大ルーペを用いて精密に行いますので、フロスがスムーズに通るような自然な仕上がりになります!
お口の中に金属を入れたくない、金属アレルギーがあって困っておられる方は、ホワイトスマイル歯科スタッフまで、是非お問い合わせいただければと思います。