ワイヤー矯正に比べると痛みは軽度ですが、多少の痛みを感じることがある方もいらっしゃいます。特に初めてマウスピースを装着した際には、少し気になることがあるかもしれません。また、歯が動いている間は周囲の組織が少し緩んでいるため、噛み合わせ時に軽い痛みを感じることがあります。しかし、日常生活に支障が出るほどのものではないので、心配いりません。

通常、来院は1〜2ヵ月に1回のペースとなりますが、マウスピースの交換が順調に進んでいる場合は、3ヵ月に1回となります。初めてアライナー（マウスピース）を装着された場合には、1週間後に経過を確認させていただきます。

マウスピース矯正では、特に食べてはいけないものはありません。一方、ワイヤー矯正の場合は、固いもの（せんべいやリンゴなど）や粘着力のあるもの（ガムなど）を食べると、矯正装置が取れてしまう可能性があるため、注意が必要です。

マウスピース矯正はインビザラインだけで世界中に1,500万人以上の方が治療を受けており、高い精度があるので特にご心配はありません。マウスピース1枚で歯は0.25mm動きます。つまり、歯を2mm動かすためには8枚のマウスピースで十分に実現可能です。インビザラインの特徴は、歯の表面に凹凸を設けることで、歯を回転させたり、延ばしたり、圧下させたりと、自由に歯を動かすことができる点です。

歯並びのタイプによって治療期間は異なります。前歯のみの矯正の場合、治療は1年ほどで完了しますが、奥歯と前歯の両方を矯正する場合は、2年以上の期間が必要となります。特定の期間内に矯正治療を終えたい方には、光照射型加速装置を使用することで、治療期間を3〜4割ほど短縮することが可能です。ご希望の方は、ぜひお声がけください。

マウスピースは1日22時間以上の装着が原則となります。基本的には、食事や歯磨きの時間を除いて、それ以外の時間は常に装着していただくようお願いしています。歯並びの治療が終了し、保定用の「リテーナー」を装着する段階になると、夜間のみの装着でも問題ありません。

インビザラインの治療計画は各医院のドクターが設計するため、歯並びのゴールには担当する歯科医師によって差があります。また、患者さんのご希望を反映させることで、歯の動きや治療期間にも大きな影響があります。そのため、矯正治療の経験が豊富な歯科医師に依頼されることをおすすめします。

矯正治療後は、歯が後戻りしようとする力が働きます。そのままにしておくと、元の歯並びに戻る可能性がありますので、矯正後は約2年間の保定装置の装着をおすすめします。2年間の装着で噛み合わせが安定すれば、後戻りしにくくなります

初診時にむし歯や歯周病が見つかった場合は、矯正治療を始める前にまず治療を行います。もし矯正中にむし歯が発生した場合でも、矯正治療に影響が出ないように適切に治療を行いますので、ご安心ください。

マウスピースの場合、紛失した際には有償で再発注が可能です。マウスピースをお渡しする際に、インビザライン社専用の携帯ケースをお渡ししますので、そちらに保管していただくことをおすすめします。

1本だけの歯並び矯正など、軽度の矯正もインビザラインで対応可能です。治療期間が短く、費用も抑えられる「ライトプラン」もご用意しています。

マウスピースは1日22時間以上の装着が原則です。長期間外してしまうと、動いていた歯が元に戻ったり、別の方向に動いてマウスピースが合わなくなることがあります。その結果、追加費用が発生する場合もあるため、外しすぎはおすすめできません。

永久歯が生え始める6〜7歳からマウスピース治療が可能です。小児の場合、成長の進み具合やお口の状態に個人差があるため、治療が適応可能かどうか、一度ご相談いただくことをおすすめします。

可能です。お会計時にお気軽にお伝えください。

年齢は関係ありませんので可能です。60代、70代の方でも矯正治療をされる方はいらっしゃいますのでご安心ください。